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和蝋燭の製造工程 |
1:はぜ蝋を使用した和蝋燭
2:パラフィンワックスを使用した和蝋燭
3:パラフィンワックスを使用し、型を使った和蝋燭
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型離れが悪かったり、固まる際割れやすかったりするためはぜ蝋を使うときは型を使わず手作業で作っていきます。
灯芯を巻いた芯に何度も蝋を塗り重ね、最後の仕上げまで手で塗り重ねます。
切り口が年輪状になり、表面は手で塗り重ねた質感が優しい感じの蝋燭です。
時折瞬く炎が特徴的です。 |
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④立て掛け、冷ましある程度の太さまで②~③を繰り返します。 |
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⑤表面のデコボコを直しながら、蝋を手で塗り重ねます。 |
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⑦仕上げに上掛け蝋を塗り、表面を綺麗に仕上げます。
仕上がりの大きさまで塗り重ねます。 |
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⑩包丁で芯の先の蝋を切り落とし串を抜き長さを揃えて完成です。 |
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紙芯を使った蝋燭は、はぜ蝋同様型を使わずに仕上げていきます。昔からこの製法で作っていました。
表面がデコボコにならないよう均一に蝋をつけ、揉み合わせる様に表面を綺麗にしていきます。
仕上げは溶かした蝋にもぐすため表面はつるっとした仕上がりになります。
小さいものであればお仏壇にも使って頂いています。
また、風にも強いのでお墓参りにも適しています。
作る工程上芯の表面に蝋が付いていますので、火を点ける際は芯の表面を軽くこすって蝋を落としてあげると火が点きやすいです。
ただし、灯芯の場合は芯が崩れる恐れがありますのでそのまま火を点けて下さい。 |
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⑤立て掛けて冷まし①~④を繰り返して下地を仕上げます |
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主に糸芯の蝋燭を作る時に型を使います。
お寺や葬儀屋さんでよく使われる蝋燭です。
西洋ではディッピングキャンドルといって糸を溶かした蝋に何度もつけて太らして作る蝋燭があり
ますが、それだと下に穴が空かないため日本の釘の付いている燭台には合いません。
工程で串を刺すのは、作業のしやすさと燭台に挿す穴のためです。 |
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③固まったら型から外し、カンナで表面を削り形を整えきれいに仕上げます |
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